日本漆喰協会｜不燃材料認証事業

【告示の「しっくい」と差別化し、より安心して使えるようになりました。】

従来、「しっくい」は国土交通省告示第1178号（平成16年10月1日施工）で不燃材料に定められていますが、
告示の「しっくい」は組織が明記されていませんでした。そこで日本漆喰協会では“既調合しっくい※”の組成を明確に定め、このたび国土交通大臣認定番号を取得しました。

日本漆喰協会の定める「既調合しっくい」の定義

既調合しっくいは、消石灰を主原料（固化材）とし、のり、繊維、無機質骨材、有機質添加剤などを製造工場において調合・加工したプレミックス製品で、粉末状またはクリーム（練りもの）状である。
主原料である消石灰は、ドライベース換算で上塗り用は50mass%以上、中塗り用は30mass%以上を含有しなければならない。

【せっこうボード下地による仕様で「不燃材料」を取得しました。】

せっこうボードを下地とする仕様には、下記の二種類があります。
（いずれも2017年10月10日付で大臣認定を取得。）

① NM-4569（1）…せっこうボードに消石灰系塗材、専用下塗材を使用したもの。
② NM-4569（2）…せっこうボードに消石灰系塗材を使用したもの（直塗り）。
＊詳細については各社の施工マニュアルによる。

【日本漆喰協会の審査に合格した“既調合しっくい”が「不燃材料」です。】

日本漆喰協会では、不燃材料認証委員会が審査し、合格した既調合しっくい※（9社32製品：2018年3月1日現在）に大臣認定書の使用権を付与しています。

【準不燃9.5mmのせっこうボードへの直塗りでも不燃性が実証されました。】

準不燃9.5mmのせっこうボードに最小厚0.5mmの既調合しっくいを直接塗りつけた場合（下塗材なし）でも
不燃性を有する事が実証されました（NM-4569（2））。これにより、一般住宅等の空間でも広く安心してご活用いただけるようになりました。